赤ちゃんはかわいい。
もう、その存在、それだけで否応もなくかわいい。
でも、その中でも特にかわいいときは、
まず、生後３ヶ月。
ただ寝ていて、泣くだけの存在が
意志をあらわし始めるのがこの頃。
話しかけると笑い、お話をし始める(笑)。
こなつの場合は、起きている間中何か機嫌良くしゃべっていた。

次が生後６ヶ月。
お座りができるようになる。
座っているうちに、、コロンと転がったりするしぐさが何とも言えない。
こなつはこの頃に、初めて芸を覚えかわいさ倍増だった(笑)。

次が、１歳。
よたよたと歩き始める。
テレビを見て、踊る。
「こなつちゃん。」と呼ぶと、
「ハーイ！」と手を上げるので、一日に何度もやらせた(笑)。
ただこの頃は、自分のやりたい事もはっきりとしてきて、
いたずらも多く、ちょび困ることも出てくる
こなつの場合、お辞儀をして挨拶をするようになったのもこの頃で、
やっぱりかわいさ倍増だった（何でも、かわいいのかよ）。

でもこなつの場合、
なんてったって１歳半が一番かわいかった！
こなつは、話すより即行動に移すほうで、
女の子にしては口が遅かったのだが、
この頃から急に単語が出始めた。
一番最初に言ったのは、
「ヤダ」だったけど…(;_;)。
その次が、
「アタイ（痛い）」で、ベビーカーに乗せるとよく言った。
何でだろうと確かめてみたら、
ベビーカーの取っ手につけていたジュース入れが、
こなつの頭に当たって痛かったらしい。
言われるまで気がつかなかったから、
多分ずっと痛かったんだろうな(笑)。
また、子供は薄着と私は考えており、こなつにもかなり薄着をさせていたが、
「たむい（寒い）」と言われ、寒かったことにも気がついた(笑)。

よかったね、お口が利けるようになって（気がつけよ）。

親の呼ばせ方だが、「パパ、ママ」と呼ばせているお家では、
１歳頃から呼ばれていたようだ。
でも、私は「ママ」なんて呼ばれるのは、
こっぱずかしくって絶対嫌だったので、
生まれたときから「おかあさん」と、話しかけていた。
「おとうさん、おかあさん」は、かなり子供にとっては難しいらしい。
１歳半になってやっと言えるようになったんだが、
「あちゃぁちゃん」だった。
おとうさんも「あちゃあちゃん」微妙に違っていたのだが、
聞き分けられるのは母親だけだった。
「あちゃあちゃん」から「あたぁちゃん」になり
「たぁちゃん」から「おちゃぁちゃん」になって
「おかあさん」になったのは、２歳過ぎていた。
今でも、夜中に心細いと不思議と「ちやーちゃん」になる。

口まねするころもこの頃で、
「ちーちゃん、め！」と、自分がいつも言われていることを
ちこに言っていた。

いや、ちこに言うだけならいいんだよ(;_;)。
私の口調をそのまま真似て、
「こら！」「いけまちぇん！」「だめー！」を近所の人にも連発し、
私の日常が全部暴れてしまった(;_;)。
でも、そんなことばばっかり言ってたって事とは、
その頃からいたずらばっかりしていたのかも(;_;)。

何でそんな言葉になるのかな、
と言う言葉もいくつかあった。
梅干しは「ぱぽ」、
毛布が「ぶーわ」、
ミルクは「ぐぅ」だった。
どっから出てきた…？

うまく言えない口で一生懸命話すこの頃、
本当にかわいかった。

今なんてもう！(怒)
「片づけなさい！」と言えば、
「あとでー！」だし
「テレビ見てないなら消しなさい！」と言えば
「見てなくても、聞いてるの！」なんて抜かしやがる(怒)。
「怒られる前に、早くやりなさい！」と言えば、
「おかあさん、怒るとしわが増えるってさ。」

むっかーーーーーーーーーーーーー！！！！！

あぁ言えばこういう、こういえばああ言うで、
思わず後ろから叩きたくなる！！(怒)
おまけに、余計なこともばらしやがる(怒)。
「うちのおかあさん、すぐ怒るんです。」誰が怒らせるんだよ！
「うちのおかあさん、おならくさいんです。」…君もくさいよ。
「うちのおかあさん、すぐ鍵忘れるんです。」…もういいや(;_;)。

口が自由に利けるってことは、油断ならないってことです…。

ただ、あの頃の名残で、
赤ちゃん言葉をまだ使うこともある。
たとえば、「おてて」「あんよ」「おちゃちゃ（お茶）」、
「あっこっこ（抱っこ）」「わんわん、にゃあちゃん」などの動物の名称
更に「ぱぽ、ぶーわ、ぐぅ」はまだ使っている。
もう、４歳だからちゃんと言い直させたほうがいいんだろうけど、
できればもう少しの間、あの頃の名残を楽しみたいような。

自然に直るまで、このままでもいいかという思いと、
もうそろそろ直させようという思いの狭間で、
今ちょうど悩んでいる。