こなつは、トイレでおしっこをするのは早かった。
１歳の誕生日には、トイレでさせればおしっこをしていた。
そのうち、お出かけ前や、お出かけあと、
寝る前はトイレでおしっこをするようになった。

だから、おむつが外れるの早いと思っていた。

…甘かった(;_;)。

大体、トイレトレーニングは２歳頃の夏に始めることが多い。
こなつの公園仲間も２歳の夏に始め、次々に取れていった。
私はこなつはそんな調子でトイレを嫌がらなかったし、
口も達者だったのですぐ取れると思い私も焦らなかった。
２歳の９月に友人の結婚式に出席するためにハワイへ行く予定をしていたので、
帰ってからでもいいと軽く考えていた。
飛行機の中で、「おしっこーー！！」と騒がれるより、おむつの方が楽だしね(笑)。
結婚式から戻り、早速トレーニングパンツに換えた。

いきなり漏らした(;_;)。

こなつは出かける前と、出かけた後と、お風呂の前と、寝る前はトイレでする。
でもそれ以外は断固としてトイレでしない！!(;_;)
まず、うんちは絶対おむつじゃないと駄目だった。
おまるでするにはするが、ほんの少し出るともうおむつパンツをはき、
ご丁寧におむつパンツで全部出す…(怒)。
こなつが言うには、立たないと力めないらしい…。

秋になり、公園仲間でおむつをしているのはこなつと、Ｔ君だけになった。
そして気がつくとT君もいつの間にかおむつを卒業していた(;_;)。
トイレトレーニングは怒ってはいけないというが、
こなつの場合わかってても教えないし、
わざわざおむつに履き替えてから続けて２回３回とうんちをされると、
さすがにこちらも切れそうになる。

冬になり私ももう、半分諦めかけ始める。
とれなくてもいいや！(;_;)
大人になってもおむつしてる人いないし！！

と、思ったとたんおしっこは完ぺきにトイレでできるようになった。
そう、いきなり(笑)。
うんちだけは、相変わらず駄目。

姉が言う。
「うちの隣の子、パンツ持って幼稚園に通って、
毎日帰りは袋に入れて持って帰ってきてたよ、うんち。」
獣医さん（ちこちゃんの獣医師さん、たまたまおむつの話が出た）が言う。
「おれも立たないとうんちできなくて、
幼稚園頃までおむつしてたらしいよ(笑)。」
高校時代の友人が言う。
「うちの娘のお友達もうんちの時は自分でおむつパンツに履き替えて、
わざわざしたたよ。こなつもそのたぐいじゃない？」

それだけは勘弁してくれ！！(;_;)

１２月に入り、こなつの幼児教室でクリスマス会があった。
こなつの行っていた幼児教室は英語だったので、
外人の先生が変装してサンタさんになる。
本物そっくりのサンタさんが
いつも習っているＰ先生だとこなつは気がつかない。
こなつは本物のサンタさんに会えたと思って、大感激している。
「おたあちゃん（その頃の私の呼び名）、
タンタ（サンタ）ちゃんはこなつのお家にも来る？」
「こなつがいい子にしていればね。」

はっ！！
ここで閃いた！！

「こなつ、サンタさんはおむつパンツ穿いてる子のとこには
来てくれないよ。（ふふん）」
こなつはしばらく考え込んでいたが、
重大決心したようにしっかりうなづき、
「こなつ、頑張るよ！」
（やったーー！！）

その日からうんちをおむつパンツでするたびに、
「サンタさん来てくれないよ。」と、耳元でささやいた。
２０日、２２日とその日が近づく。
２３日、いよいよ明日はイブだ。
今日がタイムリミットだぞーーーぉお！！

「おたあちゃん、うんち。」

あぁ！！(;_;)
言えたじゃん！！

そう、こなつはサンタさんが来てくれるぎりぎり１２月２３日夜９時に、
めでたくおむつ卒業！！
サンタさんのおかげだ！！

１２月２４日の朝、こなつの枕元にはサンタさんからの贈り物、
「ミニーちゃんのスーパーマーケット」が置いてあったのは言うまでもない。


おむつ外しの教訓。
１．中途半端はいけない。
トレーニングを始めるまで、中途半端にトイレで用を足させないほうが良い。
やるときは一気。

２．言葉がはっきりしゃべれないうちは、始めないほうが良い。
充分に自分の意志を伝えられないうちに始めると、
子供の方にストレスがかかりすぎる。

３．トイレを嫌がるようなら時期を遅らせる。
トイレが嫌いになるとかなり厄介。
トイレトレーニングを始めるときに、
トイレに子供の好きなキャラクターのポスターなどを貼るとかなり喜ぶ。

４．ご褒美シールはかなり有効。
トイレにカレンダーを貼り、
おしっこが上手にできたときにその日にシールを貼らせる。
面白がって、これもかなり有効。

以上、こなつのお友達の成功例です(笑)。

こなつは２歳８ヶ月とかなり遅かったけど、
遅くてよかったことは失敗がほとんどなかったこと。
おむつが外れてすぐは、失敗が多くてお漏らしをする子が多いが、
こなつは一度もなかった。

遅くても遅いなりの長所はあります(笑)。