天使と悪魔の記録

 

ドングリ拾い遠足

10月11日、こなつの幼稚園でドングリ拾い遠足があった。
予定では10日だったのだが、大雨で中止。
晴れの特異日だったが、体育の日じゃなくなって効力が落ちたか。(笑)

ドングリ拾いが行われる公園はK公園で、元はゴルフ場だった広大な公園。
ゴルフ場だっただけあって、よく見ればフェアウェイなどが残っている。
この公園は私も小さいころよく遊んだ場所。
その頃はただ芝生が敷き詰めてあるだけの公園だったが、
今は美術館が隣接しアスレチック広場などもできた。
集合場所はこのアスレチック広場。
私はこの公園に詳しいことを見込まれて、他のお友達達の案内役になった。
…大丈夫か?
いや、ここには3歳くらいから来ているのだ。
ここで迷ったら、今までの人生はなんだったのか!(違)

当日は近くのKM公園に待ち合わせ、総勢5組の親子を引率することになった。
K公園までは、自転車で約30分。
この前の日曜日運動会があったばかりで、親達は何となくだるそう(笑)。
それでも何とかK公園にたどり着く。

集合場所はアスレチック広場。
前日は大雨。
アスレチック広場には大きな水たまり。
当然水たまりを目指し、突進する子供たち。
追いかける親。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
だれ一人、間に合いませんでした(;_;)。
写真を撮る前に子供たちはどろどろ…。
涙ぐむ親…。
汚れてもいい服着てるけどね!
着替え持ってきてないよ!
気をとり直し、年少組さんの列に並ぶ。

来ていないお友達が4組。
どうやら迷っているらしい。
携帯で色々連絡をとる(便利になったよな…)。
4組ともそれぞれタクシーで来たらしいが、
ちょうど反対側の正門で降ろされてしまったらしい。
反対側から歩いて来るには、ゆうに30分かかる。
集合写真は全員が揃ってからとることになり、
ドングリを拾う子供の守りに移動。
その森で全員が揃い、集合写真。
しかし、小一時間迷った子供たちは疲れ果て、また泣き顔。
このクラスはいつになったら、まともな写真が撮れるのだろう(笑)。

いよいよ、ドングリ拾いが始まった。
この森の落ちているドングリは、どれも小さくてかわいいドングリ。
ちこは、ドングリで遊ぶのが大好き(転がして、追いかける)。
ちこのためにもたくさんドングリを採ろうねとこなつを振り返ると、
こなつは一心に地面を棒で掘っている。
「何してるの?」と聞くと、
「ダンゴムシ掘ってるの。」
…ドングリを拾いなさい!
ダンゴムシを捨てさせ、ドングリを二人で拾う。
こなつも袋にたくさん拾ったようだ。
「おかあさんこれ見てーーー!」と、袋を持ってくる。
どれどれ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
これ、ビービー弾の弾ですけど!!(怒)
…ドングリを拾いなさい!

中腰に疲れ他のお母さん達と、ちょっと芝生で一休み。
私は普段幼稚園に送りに行っても、在園時間約30秒。
お迎えも延長保育なので、滅多に他のおかあさんとは顔を合わせない。
こういうときは、他のおかあさんと話するいいチャンス。
おかあさんがたもこなつのことで色々話しかけてくれる。
一番多い質問が、
「こなつちゃんはお兄ちゃんがいるの?」
「いません。一人っ子なんです。」と、笑顔で答える。
答えは必ず
「えーーー!!お兄ちゃんがいるのかと思った、だってすごく活発なんだもん!」
いいえ、いません…。
そのうちにこなつの幼稚園での情報が入ってくる。
「こなつちゃんはうちの子が帰るとき、
必ずにかばんを持ってきてくれるの。」
…余計なお世話が大好きなんです。
「こなつちゃんは、雲底を一つ抜かしで往復できるのね。」
…腕力が強いんです。
「こなつちゃんは、毎日男の子と遊んでるのね。」
…外で遊ぶほうが好きだから。
「こなつちゃん、年少さんと遊ばないの。
いつも年中さんや、年長さんと遊んでるの。」
…乱暴だし。
「年長さんのおかあさんでも、こなつちゃん知らない人いないよ。」
そう言えば、知らないおかあさんに声かけられるな…。
「こなつちゃんって、二人いるじゃない?」
あぁ、3月生まれのこなつちゃん。
「もう一人のこなつちゃんはかわいいこなつちゃんで、
こなつちゃんは強いこなつちゃんって呼ばれてるのよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・(;_;)。
「こなつちゃん、この前先生のスカートに頭突っ込んでたよ。」
「こなつちゃん、先生の胸触ってた!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
その後一斉に
「こなつちゃんは元気でしっかりしてていいわねー!」
でも、自分の子だと、大変です(;_;)。
隣で聞いていたRKのママが、
「なっち(本名で呼んでるけど)ってさ、
一度も女の子産んでよなたーって喜び知らないよね。」
うるさい!(怒)

まあ、もうあきらめてるよ(;_;)。

でも、他のおかあさん方とコミュニケーションとれて楽しかった。
ドングリ拾いも終了し、お弁当タイム。
こなつが拾ったドングリの袋をまた見せに来る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
これ、黄金虫ですけど。
…ドングリを拾いなさい!
結局、ドングリは私が拾ったものだけだった(;_;)。
もう、弱っている黄金虫をまた森に戻す。

黄金虫の恩返しってあるかしら!
…ありませんね。

お弁当もそこそこに、こなつ達はアスレチック広場に遊びに行く。
ちょうど去年、RK達とこの公園に来たのだが、
その頃はアスレチックの遊具が危なくていちいちついて回っていたが、
今はもう一人で遊べる。
大きくなったなあ。
と、感慨にふけりながらぼーっとベンチにならんですわっているのは、
みんな同年代の母さん達(笑)。

やっぱり子育てするなら20代よね!
私はほとんど、うとうと状態(笑)。
それでもこなつの姿は目で追っている。
こなつはやっぱり、年長さんの男の子と遊んでいる。
見ていると、ずーーーーっと走っている。
ちょびっとわんぱくで困るけど、やっぱり元気が一番だな(笑)。

それにしても、子供たちの笑顔のかわいいこと。
みんな泥んこで、走り回っている。
これが、子供の正しい姿だよな。

やがて、時間が来てお帰りのご挨拶。
その後も少し遊んで、帰り支度。

また、あの坂を登るのか…。
帰りは上り坂なんだよね(;_;)。
それでも、子供たちは自転車の後ろで、
互いに名前を呼びあったり歌を歌ったりしている。
そんな子供たちの声を聞いていたら、あっという間についてしまった。

こなつは家について即効でお風呂に入れ、
ご飯を食べて歯を磨いた途端、コテンと寝てしまった(笑)。
いつもより3時間早いご就寝。
楽しかったね、
今度はどんぐりを拾おうね!(怒)

(C) Copyright 2001 nachi All rights reserved. Update : 2002/09/25 Goto HOME