先日、カメラマンのK氏と食事をした。
彼は以前格闘技の写真を撮っていたのだが、
現在は、某有名ランジェリーメーカーの専属カメラマンをしている。
汗臭い男から、下着女性に囲まれる生活に華麗に変身したのだ。
私は以前から、すっごく疑問だったことがある。
それは何で、ランジェリーのモデルはみんな外人なの?
ということだ。
早速K氏に聞いてみると
「日本人だと異常に生々しくなっちゃって、駄目なんだよ。」
と、テスト用の写真を見せてくれた。
試し撮りのような写真で、モデルは日本人だった。
うーん…。
日活ロマンポルノ「団地妻の昼下がり」という感じ。
モデルさんもとてもきれいな人で、すらりとしたいわゆる日本人体系ではないのだが、
それでもやっぱりAVって言うよりも、ロマンポルノってタイトルがぴったり。
K氏いわく、やはりターゲットはあくまでも女性の広告写真だから、
夢を与えなければいけない。
買う女性と(つまり私たち)とかけ離れたイメージの方が良いらしい。
簡単に言えば、このランジェリーを付ければこうなれるという、
錯覚を起こさせる用な写真でなければ駄目ということだ。
同性に売るわけだから、欲情より憧れ。
憧れで購買欲をあおるということになると、外人モデルを使うしかないということらしい。
日本人も8等身美人が多くなり、洋服のモデルも日本人で充分なのだが、
隠すところがあまりないランジェリーを売るとなると、まだまだ日本人では駄目なようだ。
商品に日本人のイメージを載せないほうが売れるって言うのも、なんか複雑な気もするけど…。
他のアジアの国も、やっぱりランジェリーのモデルは西洋人なのだろうか。
ちょっと、気になる。